唐の大詩人の李白は盛唐の様子を、「胡姫は貌（かんばせ）花の如く、櫨に當(dāng)たりて春風(fēng)に笑ふ」と描寫した。しかしこの詩の「胡姫」が大唐を訪れた後に現(xiàn)地に留まり、その生活に溶け込んだかは興味深い謎だ。

　中國の科學(xué)技術(shù)考古學(xué)チームはこのほど、曹魏と唐の時代に生活した敦煌の2例の「混血児」を発見し、古代シルクロードの多元的な文化の共存に関する証拠を増やした。

　敦煌は河西走廊に位置する古代シルクロードの重要な都市だ。科學(xué)技術(shù)考古學(xué)チームは敦煌仏爺廟灣墓地で曹魏及び唐の遺伝子データを発見し、研究によりそれがいずれも「混血児」であることを明らかにした。ユーラシア大陸東部?西部の混血で、かつユーラシア西部の祖先が30?50％を占めた。この2例の混合の偏りは、敦煌現(xiàn)地の男性と「胡姫」の子であったことを示している。